◇ ゼロサムゲーム

投資はゼロサムゲームでしょうか?

ゼロサムゲームとはゲーム理論の中の1つの考え方です。ゲーム理論とはフォン・ノイマンという学者が考え出した理論で、こんにちの学問・経済・ビジネスなど世の中のあらゆる所に影響している理論です。

ゼロサムゲームは、様々な人が利害損得に影響する「ゲーム」の中で、全員の利得の総和が0になるものを言います。

ゲームとはスポーツ・ギャンブルやビジネスにおいても広い意味で色々なものが該当します。


●外国為替はゼロサムでしょうか?

為替では必ずその値で売った人がいれば買った人もいます。そしてレートが変動して儲かる人がいれば同じだけ損失になる人もいます。

ゼロサムの考え方で重要なことは、どこまでの範囲を「ゲームの中」とするかです。

為替にはスプレッドや儲かったときだけ必要な税金などがあります。それをもらうFX業者や税務署まですべてゲームの中にいると考えると、ゼロサムゲームになります。逆にそれをゲーム外とすればマイナスサムとなります。スワップポイントはプラスもあればマイナスもありますのでトータルでは0になります。

●株式はゼロサムか?

次に株について考えて見ます。よく為替はゼロサムで株はプラスサムと言われますが、本当にそうなのか検証してみます。

株も同じように売った人がいれば買った人もいます。売ってしまった人は現金を持っているのでこれをゲーム内の人とするかゲーム外の人とするかで変わってきます。ゲーム外の場合は、株式市場が上昇すればゲーム内の人の総和はプラスになり下落すればマイナスになります。ゲーム内の場合は、株式市場が下落したら株を持っている人の総和はマイナスですが、現金を持っている人の総和は相対的に見てプラスとなります。(為替の考え方と同じです。株を持っている人=ドルを持っている人、現金を持っている人=円を持っている人と考えてみれば分かりやすいです)ですのでトータルで見ればゼロサムになります。

ここで、株にも為替と同じように手数料と税金のコストがあります。
しかしプラス要因として株には配当があります。これはスワップと違い、マイナスになることはありません。

ここまででまとめてみると、株がプラスサムになる状況というのは、手数料や税金などのコストを度外視し、配当をプラス要因として換算した場合にそうなります。配当を出す企業側はマイナスになりますがそれはゲーム外とすることになります。

実際問題として社会はトータルで見ればインフレ傾向にありますから(昔の1万円と今の1万円の価値はだいぶ違います)銀行預金にしても投資にしてもお金は増えていくのが普通なのです。その分、1円1円の価値は下がっていくことになります。
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