◇ 金利が高いということの意味

金利が高い高金利通貨はスワップポイントが多くもらえるので一見、魅力的に思えます。

しかし、金利が高いということは、多くの場合、それだけ通貨がインフレしていることを意味します。

まず金利が高くなることの原因から考えて見ましょう。経済が発展してくると多くの企業がお金が必要になり、銀行からお金を借ります。また好景気なので消費者は多くのお金を使い、銀行預金をしなくなります。消費者が銀行預金をしてくれないと銀行は貸し出すお金がなくなってしまいます。しかも景気がいいので企業は金利が高くてもお金を借りようとします。この需要と供給のバランスを取るために金利を上げることになります。

このように金利が高いことはその国の経済が発展していることを意味します。

ですが、これはその国の通貨にとっては良くないこと(価値を下げること)なのです。

好景気になると物価が上がります(インフレ)。物価が上がるということはそれだけ世の中のお金の供給量が増えます。例えば、10円で買えていたものが100円に上がったとします。すると、通貨の価値は10分の1に下がってしまうのです。同じものなのに10倍の値段を出さなければ買えないのですから。

このような考え方の根拠として、購買力平価理論金利平価理論が関係しています。

世の中のお金の供給量が増えるということは、それだけ他国通貨に対しての買い圧力になります。他国通貨が買われ、経済発展国の通貨の価値は減っていくのです。

経済発展国の通貨の価値が減るのは一見おかしな気もするかもしれません。
経済が発展している国の通貨は上がるはずだと多くの人は思っています。
ですが、短期的には経済が発展することでお金が集まってきて価値は上がりますが、長期的には価値は下がるようになっているのです。

スタグフレーション状況下や金融政策次第では政策金利とインフレ率に大きく差が見られるケースもありますが、金利水準とインフレ率は概ね比例するものと考えられます。特に、高金利政策を敷いている国ではそれだけ通貨もインフレしているケースが一般的です。
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